三百58 ”モヤモヤする力”

NHK クローズアップ現代 

 

すぐ結論を出さず モヤモヤし続ける  

効率性を追求するタイパが流行し、瞬時に答えがでるチャットGPTが登場した時代、真逆の概念が注目を集めている。【「ネガティブ ケイパビリティ」=すぐ解決できない事態に結論を急がず、答えのない状況に耐え迷う。“モヤモヤする力”】。 答えの出ない事態に直面した時、すぐに結論を出さずにモヤモヤし続けることが 力だという考え方。新たなアイデアを生み出す創造性にもつながると 考えられている。 

この“モヤモヤする力”は「答を急がない勇気」、これは「答を出さない」ということではない。 よりよい答を出すために、これが答だというのを 一旦判断を保留してみる。 もう少し考えてみよう、違う考え方がないかなと、いろいろと広げて考える。 思考停止に陥らないで「もっと考えてみよう」ということ。

短期的に最大の効率を追い求めた結果が、今 いろいろな問題を起こしている。 短期的に利益を最大化しないといけないとか、短期的にどれだけ売り上げを上げるとか。もちろん経済も大事ですが、あまりにも短期主義、効率主義に陥ってしまったことが 環境問題、社会の問題を作っている。 あえてそうではない いろいろな考え方、ちょっと待てよ 本当に大事なのは何か と考えていく “モヤモヤする力”。 

僕は 自分の性格からも 長年携わった設計という仕事からも YES / NO・白 / 黒を はっきりさせる”派” です。 福祉関係の人(全ての人 ではないでしょうが)は 物事を はっきりさせず 問題先送りする”派” のように思いました。 問題を先送りすれば 選択肢が狭まる が 僕の考えで、 問題を先送りすると 別の道が見えてくる(こともある)が 福祉関係の人。 たしかに 福祉の仕事は 時間に急かされても 慌てないことが求められ 忍耐の気持ちを以て臨まないと 自分が辛くなり 気持ちがもたないことを 知りました。 前回の日記で ”なんのために生きるのか” ぐずぐず 考えていると 日記しましたし、 毎回の日記も 最低でも一晩置いて 翌日 改めて ”よし!”となって ”公開”ボタンを ポチッとしています。 いつの間にか モヤモヤ”派” になってしまった! のかな。「ネガティブケイパビリティ」は まだ読んでいません。