三百67 winners and losers.

 

winners and losers. 決して勝者と敗者という話をしない ロナルド・レーガン

 「レーガンゴルバチョフの対話にまなべ」 元駐ソ連アメリカ大使 ジャック・マトロック氏  なぜレーガン大統領は「勝利と呼ぶのはやめよう」と言ったのでしょうか? もし勝利だと言えば相手が負けたことを意味します しかし相手は負けていません 私たちが得たのは平等な結果でした 核兵器は全人類にとっての脅威ですから相手より多くの核兵器を諦めるほうが多く製造するよりも良いからです 安全な正しい方向へ向かうもので両国の利益になるものでした だから冷戦に勝ったという考え方は間違っているのです 冷戦の終結は双方の利益のためで みんなが勝利したのです【冷戦終結への道筋】

 核の緊張が高まっていたころから対話を始め 共通の利益を探りました お互い協力できる落としどころを見つけ率直に様々なことについて対話しました いわゆる裏ルートと呼ばれる交渉です たとえ同意できなくても相手の話に耳を傾け何を伝えようとしているのかを理解することが大切です 

 すべての論争が親善で解決できるなどとは言いません しかし対話をなくせば外交のチャンスがなくなってしまいます もし相手の言うことをすべて嘘や虚偽あるいは単なるプロパガンダだと簡単に否定するならば 決してうまくいかないのです 他の国の指導者を公に悪者扱いしてはならないのです 

プーチン大統領や習主席 イランの指導者たちの行動にどんな意味があるかを理解する必要があるのです 

 「私たちにできること」 国連事務次官 中満 泉さん 様々な国際的な課題を身近なところで話し合って頂きたい 必ずしも核軍縮でなくてもいい 日本は島国で国際社会の様々な問題の荒波にもまれてしまうような日常生活ではないかもしれないが 世界全体が危機的な状況にある時代を生きているのです それを自分の事として身近な友人や家族と話していく 自分の興味を持っている分野で 自分が何ができるのかを考えて行動に移していく そういった事が国際社会の課題をいかに乗り越えていくかということだろうと思います  

年初に録画していた「NHK 混迷の世紀 2023巻頭言 世界は平和と秩序を取り戻せるか」。ウクライナ×ロシアの事 ガザ×イスラエルの事 関心はあるけど窺い知れない事情(宗教/民族/利益/権力/領土/優越/征服/権力)が絡み合って いろいろな”思い”もあって 誰もが折り合いを付けられないでいる。 今こそ 一番大切なことを いのちを守るための対話を 主導してくれるひとを 求 ❣