二百35 「マイノリティ社会」だから だけ?

2022年8月

オランダの娘からの情報 障害があっても「自分らしく」生きることを支える:福祉団体 MEE【オランダ視察レポート4】 | 認定NPO法人フローレンス | 新しいあたりまえを、すべての親子に。 (florence.or.jp)

この情報、日本の「フローレンス」のオランダ視察報告。 ここに書かれている事 日本でも同じように言われているんです。 でも それは知識として留まっていて 実践されないんです。 なぜか?って ずっと考えてました。 ”土壌”が違うから 寝付かないのかもしれない。 日本は 農耕民族 自分の意思を持つことより 長老の意思に従い 同じ方向(労働)を向くことを”良し”とする社会。 考えさせられる 悩ましいことです。(ふと ふり返って見たら 2004年10月にも同じようなコト考えてた)。

【オランダ社会の特徴のひとつに、同じ主義主張を持つ人が単独で過半数を取りづらいマイノリティ社会」であることがあげられます。 キリスト教カトリックプロテスタント、また自由主義社会主義など、さまざまな考え方の人々がひとつの国にいながら、「この人達が圧倒的に多い」という状況ではない。そうするとどうなるかといえば、国を動かすためには、連帯・連立して施策などを進めていかなければなりません。 自分と主義主張が異なる人を相手に意見を伝え、相手の意図を理解し、合意を形成していくというのが、とても重要になってきます。 のほほんとしていたら土地が海に戻ってしまうかもしれないという緊張感、そしてその中で国を前に進めるためには意見の異なる相手との合意形成が欠かせない。そんな歴史と風土を背景に、オランダでは合理性や個人の意志を尊重した施策が着々と進められてきたわけです。】

のほほんと 関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅「スウェーデン」を見ていたら ”子育て共有と男女平等が当たり前のスウェーデン 日本も共有や平等を願ってきたはずなのに 何がその差を生んだのか?” と知宏さんのつぶやき。 それに対して 5か月子育て休職中の夫が「スウェーデンの大多数の人は 税金を払えば恩恵も多いことを知っている」 との言葉が返ってきた。

2004年10月 

オスロアムステルダムの高齢者関係施設を視察した。現地の事物に触れることで、セミナーや書物からだけでは得られない多くを学び取ることでき、視察によって得られることの意義の大きさを感じた。歴史の積み重ねからくる “生活の質”の違い、一人ひとりを大事にする思想の重さは、現地を訪れて感じられるものであり、普段の “生活の質”の異なりが “施設の質”の違いに現れることも実感された。そのことが施設を “我が家”として認識できるか否かにつながっていくものであり、この “我が家”の日本での実現の方法のに戸惑いながら帰ってきた。「考え方」は、既に日本でも取り入れられているけど、生活の質の積み重ねからくる歴史の違い、一人ひとりを大事にする思想の重さが、「施設の質」の違いにもつながっていると痛感させられた。

 高齢者施設の中の 存在感ある美容室