四百08 TCK

TCK】サード カルチャー キッズ 第三文化の子どもとは、発達段階でのかなりの年数を両親の属する文化圏の外、多文化の間で過ごした子どものこと。

TCK】の明らかな利点は、「広がる世界観」。さまざまな国と文化の中で育つことにより、人がいかに異なる価値観や政治的視点から人生を観察しているかを実際に目にする。人生の早い時期から、一つの物事に対し、異なった角度からの見方があることを知る。小さなことから始まって、広く多くの事象に溢れ、一生を通して発見することがたくさんあることを学んでいる。
同時にそれは「混乱する忠誠心」ともなる。政治や愛国心、価値観など複雑な問題を考える際には混乱をもたらすものとなり、母国の政策と現地の国の利益が異なる場合、どちらを支持すべきなのか混乱する。
 
何が正しくて何が間違っているのか。そもそも正邪とは存在するのか。相容れない価値観は同時代、同一の場所では存在しえず、対立する価値観を目にして、いったいどちらの価値観を選択すれば良いのだろうか。
アイデンティティー】自分で自分を理解し、他人からも理解されているという心理的要求があり、さらに人はどんな形であれ感情的、創造的、知的、意思的、精神的なその人なりのすべての側面を表現せねばならない。そうした心理的要求は個人を人として定義するもので、これら万人に共通の心理的要求の混交、表現方法によって、その人特有のアイデンティティーが現れる。
 
四百03  現実は・・・  でも日記しましたが、【サード カルチャー キッズ】子どもにとっても海外で過ごすことの大変さを改めて考えさせられました。  でも  でも  そんな環境のなかでもたくましく過ごしている子ども・人たちを垣間見ることがありました。どんな環境でも  頑張って生きる。それは  【TCK】に限ったことではない!と自身に言い聞かせます。