百75 にんちしょう アミロイドPET

東京都健康長寿医療センター「脳神経内科の研究」参加

今回 参加を希望したのは、認知症の不安が有るコトと、アルツハイマー認知症の原因物質である ” Aβ アミロイドベータ ” の蓄積を確認し、 それが認知症へと進行していく過程を 自分の身をもって認識し 認知症の人への応対が より現実味をもって出来るのではないかと 考えたからです。(不安もありながら) 

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PET(陽電子放射断層撮影装置)検査。体にPET診療用放射性薬剤(フルテメタモル)を注射。投与後約90分で検査薬が異常蛋白(アミロイドβ)と結合する。その後、PET装置にて頭部を撮影し、脳内の異常蛋白の蓄積をカラー画像で診断する。認知障害の発症前に異常蛋白の蓄積を画像化することで10~20年後のアルツハイマー認知症のの発症予兆を診断する。

・PET検査は、放射性を含む薬液を体内に注射することでのリスクが有るコトを了解し、 同意書にサイン。

・採血と同じ要領でNsがセット、Drが最終確認をして薬液を静脈注射、その後90分ほど安楽状態で過ごす。

・PET装置内で 体全体を帯状ベルトで固定され かなりのストレス。30分ほどの検査、「寝てましたよ」。

・検査の結果 陽性者は20%ほど。陽性の場合は継続し 治験等に参加していく。

コーディネーターの方と話しました。

・既存の4薬は “進行を遅らせる”と言われているが 「アミロイドβに働きかけるの観点からすると効果は 無い。 脳の別の細胞を刺激する効果は有る。 保険適用は日本だけ、欧米では保険適用を撤回した」。

認知症は “早期診断/早期絶望”と言われているが 「現状では、治療法も治療薬も無い。ただし 診断は介護サービスを利用するために必要となり、 ご家族の納得のために 診断を求めてくる場合が有る」。

認知症の予防は? 脳トレの効果は? 「ウオーキングでふくらはぎを刺激する事が良いと言われている。睡眠も大切、睡眠中に老廃物が排泄される。 脳トレは効果無いけど、やってダメなことも無い 程度の事」

・癌で闘病中の友人に ・癌・認知症・障害のうち 選択出来るとしたらと 聞いた。 友人は「死も生も 自分に選択肢が有るので 癌」と。「癌になって人々の有難味を知って 幸せだ」と 言って 逝った。