75. ふと 気づいたコト

f:id:wakasan1214:20201023231955j:plain  ふと 気づいたコト。 

透過。 僕の家の近くに 障害のある人が通う施設がある。 通勤途上 そこに通う人の何人かと行き違う。 声を上げている人も居ますが そうでない人も、、、 それと分かります。 障害のある人と認識してます。 その人達の名前は分からない。 障害しか 見えてません。 

僕の職場は 障害のある人たちの ”作業所”(就労継続支援B型事業所)です。 いつも会ってる人たち 一目で障害が有ると分かる人なんだけど ”障害” と言うコトは 透過しちゃって その人 本人の姿 名前しか ない。 付き合って(支援して)きて数年にして 今日ふと そう感じていることに気がついた。 

教科書は言う。 障害を見ずして その人本人を見よ と。 頭では分かっていた。 でも それは知識として でしかなかった。 この人は こういう障害だから こうなんだと 障害が先に有った。 その人 本人の姿 名前に 自然体で接するようになれるのは 時間がかかるんだな。 いつとは分からないけど いつしか 何も考えず 感じられるようになって 接していたコトに気づいて とっても 新鮮。 そして 少し驚きがあった。 

数。 何でも数値化してしまう。 障害のある人の仕事も その量で比べてしまう。 設計の良しあしも点数化することで評価された 反発してた でも ”良い”建物 だけでは評価が定まらない。 毎日のコロナの感染度合いも 感染者数の数値で 判断し一喜一憂する。 生きる目標でさえも 数値がないと不安 もう少し○○では 目標の達成具合が曖昧で 不安になり目標を見失ってしまいそう。 「一寸亭」の活動も 利用される方の人数を数値化し その数の多寡で評価しようとしている。 数を恃む自分がいる。  

心の余裕を求めて 一人きりのボランティア。