三百01 どちらも ”正しい”

 

リエゾン-こどものこころ診療所-』 3月3日(金)最終回放送予定
ただでさえ多くの人が生きづらさを感じる現代で、不得意なことがあったり、時に周りを困らせてしまったりする特性=凸凹(でこぼこ)を持つ発達障害の子どもとその家族は、計り知れない苦悩を抱えています。郊外の児童精神科クリニックを舞台に、自らも発達障害を抱える院長と研修医の凸凹コンビが、発達障害をはじめ、様々な生きづらさを抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく、児童精神科の医療現場を繊細かつリアルに紡いでいきます。子どもたち1人1人が抱える苦悩、その家族の思い、そこに真っ向から向き合う医師の姿を通して、その背景にある社会問題を考えるきっかけを与えていきます。 

『密着2000日 自閉症児に輝ける人生を 闘う! 出張カウンセラー』 2月12日(日)放送

独自のアイデアで、子どもの問題行動を解決する臨床心理士奥田健次。取り組むのは自閉症の子どもの指導。専門医がさじを投げた問題さえも打開してきた異端のカウンセラーだ。出張カウンセリングで全国を巡り、自ら幼稚園を作り、問題のあるなしに関わらず、その指導にもあたっている。全ては子供たちの将来を見据えてのこと。自立した人生を送り、誰もが輝ける人生が待っていることを信じている。

連続テレビ小説『エール』で「栄冠は君に輝く」を熱唱、見事な歌声で胸を打った山崎育三郎が 静かに 優しく、それでいて確固たる信念を持った児童精神科医として 胸打つ姿を 演じる。

この『リエゾン』の制作スタッフとして、取材協力している奥田健次。。 『リエゾン』は厳しい現実に立ち向かう子どもと家族に 心寄り添う 目頭が熱くなるドラマ。 『闘う!』も 確固たる信念を持ち 正に自閉症と ”闘う”臨床心理士のドキュメント。 あまりに激しく 矯正/強制とも思えるケアは、 良しとされている寄り添うケアと かけ離れているように思えて。でも その子を思う気持ちは きっと同じで なにより臨床件数が2万数千件を超えているという事実が その必要性と ”正しさ”を実証している。 のではないか。 リエゾン』のケア心は ”甘い!” のか。 どちらも ”正しい” のか。