82. 一寸亭(ちょっとてぇ)その6

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 認知症との出会い 16年前、僕が介護福祉士の資格を得た年 まだ建設会社に在籍していた時に読んだ。 クリスティーン・ボーデン「私は誰になっていくの?」。46歳 アルツハイマー認知症と診断され、3年後の49歳の時に著された。 認知症の方が書いた本を読むのは初めてであったし 認知症についての理解も浅く この人認知症? と 訝っていた。 その同じ頃  ”若年性認知症”  の講演会を聴きに行った記憶が有る。 壇上の家族の方も涙ながらの発表 それを聴く多く方が家族であり ハンカチを握りしめながら聞き入っていた。 認知症についての理解不足の中 少し異様に感じていた。  2017年 クリスティーンさん 69歳の時に再来日 行われた講演会を聴いた。この時は素直に聞くことが出来たように思う。ご主人に支えられながら著作と講演活動を続けている。

越智 俊二 物忘れが多くなったのが47歳 54歳で診断され 62歳 他界された。 日本で初めて 自らが認知症であると公表。 渡邊謙が主役の映画「明日の記憶」のモデル。 『私は 母さんのことを忘れたくないのに 消えて行きます。 もし 忘れたとしても 私の心の中には残るはずです』。 

長谷川 和夫 認知症医療の第一人者であり 認知症診断のための長谷川式認知症スケールを作成。 NHKドキュメンタリー放送されたので ご存知の方も居ると思いますが 88歳 自らが認知症であることを公表した。 著書に「ボクはやっと認知症のことがわかった」がある。 読みましたら報告致します。

そして 僕は 2017年 認知症ケア専門士 取得。