49. にんちしょう 告知

少し前の讀賣新聞認知症 本人告知に課題」。 認知症を診療する医療機関にアンケート。

癌の告知率は30年前の15%ほどから、2018年には95%まで上昇した。患者の知る権利が重視されるようになったことと、治療法が進んで生存率が上がったことなどが背景にある。

認知症は、家族への告知は90%を超えるが、本人への告知は50%ほど。 医療機関本人に告知しない理由は、「病気が進行し、内容の理解が難しい」「家族から告知しないように依頼があった(ショックを受け、失望する)」「より確実な診断のため、慎重に経過を見る必要がある」「完治が望める治療法がない」など。告知する理由は、「病気や治療への理解を深めてもらう。知る権利、治療法や人生設計などを決める権利を尊重する」「どうすれば日常生活を続けていけるか考える出発点」など。 本人の受け止め方は「その人が抱いてきた認知症に対するイメージに左右されることが大きい」「認知症になったら何もできなくなる」と誤解する人は、病名を聞いただけで拒絶してしまう。「認知症への理解が社会全体で進めば、告知はもっと当たり前になる」と語る。 

「私の四つのお願い」(医療のための事前指示書) 

定年退職した年に 1か月チェンマイのお寺を巡って考えて、 生きることを 自ずとその先にあることも、 いくら考えても 堂々巡り。 自分が死と向き合ったときの【 ①代理判断者 ➁延命治療 ③残された人生 ④最後に望むこと 】を書き記し 代理人と了解し合った証書。 両親を癌で亡くした僕は、癌の告知を受け入れる心構えは出来ている(はず)、延命治療もご遠慮申し上げる(確と)。でも 認知症の告知を受ける心構えは出来てない。 「認知症ケア専門士」なのに。 ましてや 相談に来られる方に「早期診断 早期治療」を勧めることには 躊躇する気持ちがある。 せめて 一緒に歩めないだろうか と思っている 。 

30年後には認知症の治療法が進んで」誰もが安心して告知が受けられるようになっていると思うのですが、、、。 そうすれば「社会の理解も進む」と思います。 30年後 僕は 101歳。。。