48. にんちしょう 不安

 少し前から自分の認知力が気になってます。自分では ”絶対知ってるはず” の人の名前が出て来ない、自分が好きな靴のブランド名が出て来ない。中井貴一って 今は出てきましたが、その名前が テレビで見てたとき「???」、この人 佐田啓二の息子で、、、出て来ない。 初めて経験した時 これらのコトがほぼ同時に現れて 「ヤバッ」と思いました。 勿論まだ本物の「認知症」とは 自分では思ってないのですが。

知人 「エレベーターで1階まで降りた時(目的を持って降りたはずなのに)私はどこに行くんだっけ?」。これが何回か続いたとき「私は 認知症」「私は 認知症」そして「白黒つけたい、認知症の検査をしたい」と。。その話しをお聞きした時 専門医を紹介しようと考えたのですが、もし「認知症」と診断された時に その方へのフォローの覚悟が出来ず、取り敢えずとして勉強会にお誘いしました。 参加後に感想を聞きましたら「今日の話で 私は 認知症の前の状態(MCI)と思った。認知症のコトを知ることで、心構えも出来るし とても良い機会だった」と。 認知症をはっきりさせたい気持ちに お変わりはないようでしたが。(僕は その方は認知症ではなく 年相応の認知力と思っているのですが)

〇氏 地域包括支援センターに相談に伺いましたときに 認知症の検査受診をするならと 東京江東高齢者医療センターを紹介下さいました。 7/25日記しましたように「認知症」とは思いますが、取り敢えず日常生活は ほぼ自立してます。本人も家族も特に困っていることも無い。年齢を考えると 今から薬を服用して 認知症の進行を抑える 必要も な い(?)! 敢えて「あなたは にんちしょう です」と言わなくても良いと・・・。 その時に あわてないで しっかり寄り添える心づもりだけはしておこうと思います。

友人 顰蹙物(ひんしゅくもの)です。 高校以来の友人です。彼を含め5人の仲間と 少し間違えば今生きてなかった経験を ともにしました。 彼は癌でした。 彼の母は認知症でした。 彼のお身内に障害のある方が居ます。 そんな彼に 癌の治療で入退院を繰り返しているときに 聞きました。 「癌と 認知症と 障害と どうしても避けられないとしたら どれを選ぶか?」 『 癌 』自分の意思で治療するか 死を受け入れるか 選択できるから。 認知症は 選択できないから嫌だ。と 言ってました。 今思えば『 死 』について もっともっと話しておけば良かったと思ってます。 それを許してくれる友でした。 もうすぐ 4回忌です。