二百61 オランダ "記"

 

オランダの年末の伝統行事「シンタクラース」。11月中旬にオランダ中の街でパレードが行われるそうです(見ることが出来ず残念)。子供たちは願いを書いた手紙とニンジンを靴の中に入れて暖炉のそばに置きます。するとシンタクラースが白馬(ニンジンは馬へのお礼)に乗って、12月5日にプレゼントを届けてくれるそうです。これが世界中で愛されている「サンタクロース」の起源になったんだとさ。

2か月ほどの間に訪れた街は、アムステルダム、ウールデン、ユトレヒトロッテルダム。それぞれの街に特徴が有り、思い出深い印象を持ったのですが、それ以上に強く印象に残ったのは《緑🎄と水🌁と空🈳》。

建物と道路と水面の他は豊かに広がる緑(樹木、街路樹、芝生、そして牧草地)に被われてる。運河や水路、大きな運河には大きな船、旧市街の運河には観光船。市街地を離れると  どこまでも続く🎄と  至るところに有る🌁と  その上にどこまでも広がる青~~い🈳。

街ですれ違う人と目が合うと「ハロー」と軽く会釈、小さな子もニコッとほほえみかけてきます。  オランダは、"世界で一番子供が幸せな国"だそうです。教育も多種多様に整備されて日本からも注目されていると聞きました。

『日本の学校は、いろいろなことが決められていて、その通りにやってればいい、あまり考えなくていいから楽。でも  オランダの学校は大変! 。よほどのことでなければ何をやっても何も言われない。初めは良いなと思ったけど、自分のことは自分で考えて自分でやって、それで良いことにならなくても自分で決めたことだから、、、。でも  その方が良い。自分のことは自分で決められるから』

11才の少女  孫です。大きく変わった環境に  前に向かって歩いています。健気です。わずか2か月ほどの滞在でしたが、感じる事が沢山有りました。僕も  もう暫く もう少しだけ しっかり前を向いて歩いて行きます。

オランダのやさしい風に背  押され  "生きていく勇気" をもらって  帰ります。