百52. 風の大地

風の大地 1 1991年5月1日 ~30年間~ 2021年5月5日 風の大地 80 

初めて読んだのが バンコクのカフェ「Sarika Cafe」。 帰国してから 単行本化された本を  から読み直した。 その時々の作者(坂田信弘)のコメントに 引き寄せられ、 主人公の どこまでもひたむきな姿に 心を奪われ 読み続けてきた。 30年も!!  (当時、作者を偶然見かけたカフェは 今も健在!)

f:id:wakasan1214:20210506165547j:plain  1991年5月1日   f:id:wakasan1214:20210506165551j:plain 80 2021年5月5日 

風の大地 1 

冬を迎え寒風吹きすさぶ中、24歳になったばかりの一人の男がプロゴルファーを目指し、栃木県鹿沼カントリークラブに入った。 この物語は、その男のゴルフ人生を語りゆくものである。

沖田圭介 24歳 ~10年間~ 34歳~ 成長物語

風の大地 80 

辛い時の記憶を多く持つ人もいれば 楽しき時の記憶を多く持つ人もいるだろう。 人、それぞれの記憶なれど、その記憶には季節の風が吹いていたと思う。 雲の晴れた空、雨空、そして樹木の葉と野の花が揺れていた。 

数えた。 辛い時の記憶と楽しい時の記憶、どちらが多いかを。 遠い記憶程、辛さは懐かしさの中に埋没していた。 

今日も風が吹く。葉が揺れ、花が揺れる。