三百18 認知症 あさイチ

NHK あさイチ「40代から始めるべき!認知症・最前線」

2年後には、65歳以上の5人に1人は認知症を発症すると言われている。認知症は、脳の病気によって、神経細胞の働きがおとろえ 記憶や判断力などの認知機能が低下し、生活に支障をきたしている状態。 アルツハイマーの新薬 レカネマブは脳の細胞を破壊する アミロイドβ働きかけ、症状の悪化を27%抑える(治療薬)。 これまでの薬は、不足した神経伝達物質を補い 一時的に緩和させるものだった(対処薬)レカネマブの課題は値段。アメリカでは年間およそ350万円で、2週間に1度の点滴を続ける必要がある。 そして神経細胞が破壊された後では効果がないため、早い投与が必須。

ふだんの生活でも少し気をつければ認知症予防につながること、特に運動・知的活動・コミュニケーションが大事。 片付けにより視空間認知機能、料理により作業記憶、寝る前に近時記憶を鍛えるなど 日常生活の中で鍛えられることがある。

①「認知症発症リスク40%」この表は「あさイチ」で紹介されたが、以前「百24 にんちしょう新薬承認申請」で紹介した表 ②とほぼ同じものなので、説明文と合わせ再掲する。

① 

アルツハイマー認知症に対する危険因子。小児「教育期間の短さ 8%」、中年期「難聴 9%」「高血圧 2%」「肥満 1%」、高齢期「喫煙 5%」「抑うつ 4%」「運動不足 3%」「社会的孤立 2%」「糖尿病 1%」。数字は、その危険因子が完全に排除された場合、認知症の発症がどれだけ抑えられるかを示している。これらの危険因子を排除していけば、それだけ認知症を発症する確率が減っていける。高血圧、肥満、運動不足、糖尿病はいずれも生活習慣病に関係している。

「難聴」は、認知症に与える影響が最も大きい。 私見ですが“難聴=認知症”と言うことでなく、耳から脳への刺激が減ることが脳の活性化を弱める、そのことにより認知症につながる可能性があると言うこと。また 何度も聞き直すことを厭うことから 相手の言うことが認識できず、話がかみ合わないことから“認知症?”と疑われるのではと思っています。いずれにせよ バランスのとれた普段の生活が生活が大事と言うことですね。 「二百87 レカネマブ 米国迅速承認」を合わせ参照下さい。