百8. 「句点」を打つために

12年前の12月 退職。 混迷のタイ・チェンマイに向かった。 

f:id:wakasan1214:20210120132504p:plain 騒擾 ←← 非常事態下 → → 静謐 f:id:wakasan1214:20210120130911j:plain

タイのソムチャイ首相は2008年11月27日夜、非常事態宣言を発令した。 反政府勢力「市民民主化同盟(PAD)」は、24日、ソムチャイ政権の打倒を掲げ、国会議事堂を包囲し、ドンムアン空港内の臨時首相府を占拠。翌25日にはスワンナプーム国際空港に侵入した。 そのため 空港当局は全発着便の運航を停止した。ドンムアン空港も閉鎖され、航空業務は機能不全に陥った。

(非常事態宣言が出された その日 タイへ向かう予定だった、、。 諦めざるをえなかった) が、

12月2日 PADが 2空港と首相府の解放を発表。 5日には 全日空がフライト再開を発表した。

6日朝 「句点」の言葉が思い浮かぶ。タイに行くことは「区切りをつけるコト」、タイに行くことは、今までの自分を変えるコトと思っていたが。 変える/否定するのではなく、これからを生きるコトは 今までの延長線上であり、少しだけ気持ちを切りかえるために、「句点」を打つために、 タイに行かないと!。。

8日 騒擾が報じられる中 開港して3日後 タイに向け 飛び立つ。 今までと全く異なる ”業界” に行くのには。 どうしても気持ちのきりかえが必要だった。 どうしても、、 悲願に近かった。  

僧侶たちの 声明。 若い僧に 「なぜ ここに?」。 寺堂に座し 瞑想。 風が 優しい風が あった。

不思議なくらい静謐な世界が 有った。 

 「平易な心 素直な気持ち 優しい心」 「日本でも 風と 音を 感じられるよう」 

 ある人に「生き方が 素晴らしい!」 って。 このように言って頂いて うれしかった。     

”福祉業界”に踏み出した 12年前のコト 思い出した。 

やさしい風に身を任せ 歩き始めます 「合掌」