百13. もう少し時が・・・

僕は 自分の言葉のつたなさを思うとき ほかの方の言葉を お借りします。

小椋 佳 今年で引退されます。布施明シクラメンのかほり」を日比谷公園野音に聴きに行ったことを思い出します。もう45年前のコトです。

「愛しき日々」

風の流れの 激しさに 告げる想いも 揺れ惑う かたくなまでの ひとすじの道 愚か者だと 笑いますか

もう少し時が ゆるやかであったなら

雲の切れ間に 輝いて 空しい願い また浮ぶ ひたすら夜を 飛ぶ流れ星 急ぐ命を 笑いますか

もう少し時が 優しさを投げたなら 

愛しき日々の はかなさは 消え残る夢 青春の影 気まじめ過ぎた まっすぐな愛 不器用者と 笑いますか

もう少し時が たおやかに過ぎたなら 

愛しき日々は ほろにがく 一人夕陽に浮かべる涙 

愛しき日々の はかなさは  消え残る夢 青春の影

「ひかれた2本のレールの間を行き来するけど 決してレールの外には はみ出ない」「直球しか投げない たまには変化球も投げないと人の幅が広がらないよ」「もう少し素直になれば 良い様にしてあげられるのに」って言われて      『 結構です 』。。。   (聞く耳 持たなかった)

でも でも ホントは 迷うことばかり 二者択一 どっちの道が良いのか分からない 選べない でも選ばなければ。 あっちの道の方が良かったと思うことも たくさん。 本意ではない道であっても 歩き始めると その道だからこそ得られたと思うことも たくさん。 回り道はあっても 無駄な道は一つも無かった。 今 僕が新たな道を歩みだせるのも そうして選んできた道が有ったから と 今 思う。 今 思える。

高校卒業して 建設会社に入って そこで味わった “ざせつ”。 外に向かって何かを求めた。 自分を必要とする場所 “居場所”が有るのではないかと 。。そんな どうにも どうしようもない時 彼からの電話。 今でも “神の啓示” と思っている。 それから 少し 自分の時が ゆっくりになった。 気がする。 

今 時は どんどん早くなっている 何かに追い立てられるように 利便性を求めて。 ホントは ゆっくり歩きたいと思っている人も 人波に押されていく。 ゆっくり歩くコトに 勇気がいる。 

今 そんな時だから もう少し時が・・・    僕に出来るコトは 寄り添い 一緒に歩みます。